TAKINAMI THEATER
やまがたワインバル in かみのやま温泉・ワインツーリズムやまがた / 山形を食べる⑨
2018.06.18
山形県の南東部、蔵王山の麓に位置する上山市(かみのやまし)は、県内有数の果物の産地。
近年では、ワイン用ぶどうの産地としても広く知られるようになりました。
上山市は四方を山々に囲まれた盆地で、実が熟してから収穫までの時期(8月後半~11月上旬)の寒暖差が大きく、質の良いぶどうが育つ条件が揃っています。
この好環境のもと、1920年創業の歴史をもつ「タケダワイナリー」と2013年に誕生した「蔵王ウッディファーム&ワイナリー」という2つのワイナリーが、独自のぶどう栽培からワイン醸造までを手掛けます。
2015年には、ワインを活用した地域活性化を目指す「かみのやまワインの郷プロジェクト」も発足。
ワイナリーの新設を目指す方やぶどう農家への支援、ワイン講座の開催や商品開発等、幅広い取り組みが行われてきました。
「やまがたワインバルin かみのやま温泉」は、上山産ワインの魅力を多くの方と共有して素晴らしさを知ってほしいという想いを元に、2014年から七夕の時期に開催されているイベント。
県内はもとより東北近郊から約30ワイナリーが集合し、豊かな味わいのワインや、ワインに合う料理が並ぶフードコート等を楽しむことができます。
参加チケット(前売り有り)を購入すると提供されるのは、ドリンク券5枚にワイングラス&グラスホルダー。
ドリンク券は、グラス1杯のワインと交換できます。
ワイナリーの方との会話からお気に入りの1杯を選びながら、それぞれの味や香りにぴったりのフードを相談してみるのもお薦めです。
また上山市は温泉地としても根強い人気を誇り、“浴衣の似合うまちづくり”に長く取り組んできました。
イベント当日は、会場に浴衣を持参された方への着付けサービスを無料で行っています。
会場となる上山城を背景に浴衣でワイングラスを片手に温泉城下町を楽しむことができる、地域色豊かなイベントです。
2018年の開催は7月7日(土)11:00〜19:00 を予定。
翌日8日(日)には「ワインツーリズムやまがた2018」が開催されます。
参加を申し込むと提供されるフリーバスチケットを用いて、当日限定の専用路線バスに乗り、山形座瀧波が位置する南陽市と上山市のワイナリーを巡るツアーイベント。
好きな時間に随時参加可能なので、自由に旅の行程を立てることができます。
バスの発着場所は、JR赤湯駅とJRかみのやま温泉駅の2箇所。
赤湯温泉やかみのやま温泉に前泊・後泊をして、ゆっくりと温泉&ワインを楽しむ旅はいかがでしょうか。
各イベントの詳細は、こちらのサイトをご確認ください。
なお、お酒を飲まれた方のお車によるご移動はお避けくださいますよう、お願い申し上げます。
http://kaminoyama-spa.com/news/?id=post1137
画像協力:かみのやまワインの郷プロジェクト