オーベルジュとは?美食の余韻に泊まる旅
2026.10.27
オーベルジュとは、宿泊設備を備えたレストランのこと。フランス発祥で、その土地の食材やシェフの料理を目当てに訪れ、食後は客室で過ごす旅のかたちです。
山形県南陽市・赤湯温泉にある山形座 瀧波の別館「OSTERIA SINCERITÀ(オステリア シンチェリータ)」。わずか3室のオーベルジュで待っているのは、夕食から朝食まで、山形の恵みを味わう一泊です。
オーベルジュとホテル・旅館の違い
ホテルや旅館にも、優れた料理を楽しめる宿は数多くあります。オーベルジュの特徴は、レストランでの食体験を滞在の中心に据えていること。「この料理を食べたい」という気持ちから、行き先が決まります。
フランス発祥でも、料理はフレンチだけに限りません。イタリアンや和食など、施設によって個性はさまざま。料理のジャンル、土地との関わり、朝食の内容まで見て選ぶと、楽しみが広がります。
シンチェリータで料理を担うのは原田誠シェフ。本館のレストラン「ukitomam」とは別の食卓で、イタリアンの夕食と、米を主役にした朝食を楽しめます。
山形の食材を目当てに、赤湯へ
東京から山形新幹線で赤湯駅へ。駅から車で約5分の道のりです。山々に囲まれた置賜盆地を眺めながら、今夜の料理を思う。旅は、席に着く前から始まっています。
レストラン「Stanza della SINCERITÀ」では、料理が仕上がる様子を目の前でお楽しみいただけます。原田シェフが選ぶ、その日、その時においしい食材。皿へと整えられていく過程にも、思わず目を奪われます。
料理を待つ時間に、次のひと口を想像する。食材の名前を聞き、その産地を思い浮かべる。オーベルジュでは、食事の前後も含めて、ゆっくり味わう時間が生まれます。
一つの食材に、いくつもの表情がある
たとえば、舟形マッシュルーム。薄切りを花のように重ねる料理もあれば、じっくり煮込んでソースにする料理もあります。
生で感じる香りと、加熱によって深まる風味。同じ食材でも、切り方や火の入れ方で楽しみが変わる。食通の好奇心をくすぐるのは、そんな一皿の奥行きでしょう。料理は日によって変わるため、その夜の出会いが楽しみです。
食卓のそばに、温泉と眠りがある
3室の客室は、いずれもメゾネットタイプ。2つのベッドルームと檜の露天風呂を備えています。夕食前に温泉でくつろぎ、食後は部屋で一皿の余韻を語り合う。宿泊できるレストランならではの、穏やかな夜です。
印象に残った香りや食感を思い返しながら、山形で眠る。その時間まで含めて、旅の記憶になります。
人生を変える美食と名湯の旅へ
ただ美味しいものを食べるだけではなく、置賜の大地の息吹を感じ、930年枯れることのない源泉に抱かれる。「山形座 瀧波」と「OSTERIA SINCERITÀ」が提案するオーベルジュ体験。あなたの人生観をも変えるかもしれない至福の旅へ、出かけてみませんか。