高級温泉旅館で味わう山形の美食|瀧波
2026.10.23
高級温泉旅館で、湯と美食に浸る休日を。
山形県南陽市・赤湯温泉の「山形座 瀧波」は、全19室に源泉かけ流しの露天風呂を備える宿です。
レストラン「ukitomam」では、置賜の食材が持つ旬の香りを一皿に。
土地の恵みを、肌と舌で味わう旅が始まります。
高級温泉への旅は、田園の車窓から
東京から山形新幹線で赤湯へ。
車窓に広がる田畑を眺めるうち、夕食が待ち遠しくなります。
赤湯駅から宿まではタクシーで約5分。予約制の送迎も利用できます。
迎えてくれるのは、日本建築と北欧家具が調和するラウンジ。
椅子に身を預け、木の温もりを感じるひととき。今日は、この宿で過ごす。その予定だけを残して、客室へ向かいましょう。
全19室で楽しむ、源泉かけ流しの露天風呂
開湯930余年の赤湯温泉。
瀧波では、源泉をすべての客室へ直接届けています。
加水せず、湯そのものを楽しむ「十割源泉」です。
ほのかな硫黄の香り。肌を包む湯と、頬をなでる外気。
湯音に耳を澄ませていると、時計を見ることさえ忘れてしまいそうです。
高級温泉旅館を選ぶなら、景色や浴槽の広さとともに、湯の届き方にも目を向けたいもの。
自分の部屋で源泉に浸かれることが、瀧波の贅沢です。
食通に届けたい、置賜の旬と香り
四方を山々に囲まれた置賜盆地。
昼の陽光、夜の涼しさ。その風土の中で育つ伝統野菜や米が、瀧波の食卓を彩ります。
「ukitomam」が大切にするのは、素材の味に忠実な料理。
有機無農薬栽培の伝統野菜や艶めく米の個性を引き出し、一皿へと仕立てます。
ひと口目は、どうぞゆっくりと。
鼻へ抜ける香り、歯に伝わる感触、噛むほどにほどける甘み。食べ慣れた素材ほど、その違いを探る楽しさがあります。
素材に何を重ね、どこで手を止めるか。
料理人の仕事に思いを巡らせ、銘酒をひと口。そして、再び皿へ。
味わうほどに、車窓の田畑が「このご馳走の生まれる場所」へと変わっていきます。
中川強シェフが腕を振るうukitomamは、The Japan Timesの「Destination Restaurants 2026」に選出。
食事のために訪れたい場所が、宿の中にあります。
蔵、桜、山形の家具。どの部屋に泊まろう
移築した蔵を再生した「KURA」。桜など季節の景観を望む「SAKURA」。山形の家具や作品を配した「YAMAGATA」。
客室は3タイプで、全室ツインです。
食後は部屋で、心に残った一皿を語り合う。翌朝は、露天風呂から一日を始める。
夫婦の休日や記念日にも、ゆっくり過ごす一泊を。
高級温泉に求めていたものが、湯の香りや米の甘みだったと気づく旅へ。
湯の温もりと一皿の余韻が、帰路の車窓まで静かに続いていきます。